「能動的動作(active movement)」を表わす「限定形容詞」用法の「現在分詞(~ing)」

    
 形容詞の持つ2つの用法「限定用法(attributive use)」と「叙述用法(predicative use)」については「BEG:Basic English Grammar(英文法基礎編)」で学習済みのはずですが、忘れてしまった人はまず下の特集記事で復習してから先へと読み進んでください。
“Look at the girl.” ― “Which girl?” ― “The smiling one. She is his ex.”
「あの娘をごらんよ」 ― 「どのコ?」 ― 「微笑んでるあの子。あれ、彼の元カノだよ」
 「one’s ex」は「昔の恋人(元の彼氏:ex-boyfriend)(元の彼女:ex-girlfriend)」の意味・・・「元カレ・元カノ」の場合は「ex」だけの形で使う場合が多い。
 「別れた配偶者(前夫)(前妻)」の場合はきちんと「ex-husband・ex-wife」と表現する場合が多い。
 「{that} girl:{あの}少女」に「{which} girl:{どの}少女」に「the {smiling} one:あの{微笑んでる}娘」と、3種類の{限定形容詞修飾語}が使われていますが、その3つめの
●the {smiling} one
に於ける{smiling:微笑んでいる}では、「現在分詞(~ing)」が直後の「名詞・代名詞(one)」を限定修飾する「形容詞用法」になっています。
 「限定形容詞用法」の「現在分詞」は、単独(~ingのみ)の場合、{~ing}+「名詞・代名詞」の前置形を取るのが普通です・・・複数語群(~ing+α)の場合は必ず「名詞・代名詞」+{~ing+α}の後置形を取ります。
The girl smiling and chatting with her friends is his ex-girlfriend.
(×)The {smiling and chatting with her friends} girl is his ex-girlfriend.
友達と談笑してるあの女の子は、彼の昔の恋人だよ。
 「the girl {smil<ing> and chat<ting> with her friends}」では、{友達と{笑い<つつ>}{おしゃべり<している>}の部分が直前の「the girl:少女」を限定修飾していますが、このような「複数語群」は(長いので)「{長~い限定形容詞修飾語}+名詞・代名詞」の前置形は(前置きが長すぎて肝心の名詞・代名詞が霞んでしまうので)許されません・・・が、「名詞・代名詞+{長~い限定形容詞修飾語}」ならいくら長々続いてもへいちゃらです。
    

コメント (1件)

  1. 之人冗悟
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    ♥Got it, guratche!♥・・・発音は「ガリット・グラッツィェ!」意味は「了解(英語)、感謝(イタリア語)」
    と返答して「御挨拶」はそれでおしまい、ということにしましょう。
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    ・・・というわけで、以下の二点の約束事を定めておきますので、皆さんどうぞ御納得の上で質問・回答ください:

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