“程度”の準否定語(ほとんど~ない)【hardly】 / 【scarcely】

    
 「ほとんど~ない」と訳されることの多い準否定の副詞【hardly】 / 【scarcely】は、次のような[ネットからのダウンロード進行状況表示グラフ]のイメージで把握するとよいでしょう・・・
[0%■hardly/scarcely finished(まだほとんど完了していません) ■■■■■      100%]
 ・・・数値的に何%ぐらい、という目安は特にありませんが、[100%にまでは達していない]ことを示すのが【hardly】・【scarcely】の役割です。
We hardly think we are doing something special when we speak our own language, while foreigners think very hard how to speak it.
我々が自国語を話す時、我々は自分が何か特別な事をしているなどとはまるで思っていない一方で、外国人はその言語をどうやって話すか必死に考えながらやっている。
 動詞「think」は自動詞なので、目的語を取るのに前置詞「about(あるいはof)」が必要だが、目的語が「wh句・wh節」の場合、その直前にあるべき前置詞は(ほぼ100%)省略される。
 【hardly ~】は「ほとんど~しない」の”準否定”であるのに対し、”-ly”の付かない【~ hard】は「懸命に~する」の意味で、その位置も正反対(hardlyは動詞の前 / hardは動詞の後)になります。
 【scarcely】も【hardly】とほぼ同じ意味ですが、【scarcely】は【scarce:欠乏している】を元にしているため、その”ほとんど~ない感じ”は【hardly】よりもやや強くなります。
 【scarcely】は”-ly”抜きの【scarce】でも「ほとんど~ない」の意味で用いる場合が(古式文体では)あります。
(♪)We scarcely(=scarce) think we are doing something special when we speak our own language, while foreigners think very hard how to speak it.
 【hardly(=scarcely) ~:ほとんど~ない】を理詰めで書き換えると【almost not・no ~】になります(・・・が、こんなまどろっこしい英文、English-nativesならまず使いません)。
(♪)We almost never think we are doing something special when we speak our own language, while foreigners think very hard how to speak it.
    

コメント (1件)

  1. 之人冗悟
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    一般の掲示板では、自分の質問に誰かが何かコメントを付けるたび、それなりのレスポンスを返すのが「作法」ということになっています・・・が、この「コメント道場」では
    ●回答者が最初に発した疑問点が解決した場合にはシンプルに
    ♥Got it, guratche!♥・・・発音は「ガリット・グラッツィェ!」意味は「了解(英語)、感謝(イタリア語)」
    と返答して「御挨拶」はそれでおしまい、ということにしましょう。
    ・・・ここは「おともだち」と交信するための仲良し広場ではないので、「白山羊さんと黒山羊さんのお手紙交換」みたいなことを延々繰り返していたのでは質問者・回答者双方にとって時間・労力・忍耐力の空費ですし、それ以外の受講者の皆さんにとっても肝心の「質問」・「回答」の部分が「あいさつのこだま」の陰に隠れてしまったのでは迷惑な話になってしまいます。
    ・・・というわけで、以下の二点の約束事を定めておきますので、皆さんどうぞ御納得の上で質問・回答ください:

    ●質問者は、納得できた時点で「Got it, guratche!」と返信すること●
    ◆回答者は、質問者から自分への直接のお礼のコメントがなくても、悪く思わないこと◆

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