名詞相当語句「{A} B」直結形同格で、{A}がBの同格的修飾語となる場合

    
The photo of General MacArthur relaxing beside Emperor Hirohito standing upright dramatically represented Japan’s position against triumphant America.
直立不動の裕仁(=昭和)天皇の横でくつろいだ様子のマッカーサー元帥の写真は、勝ち誇るアメリカに対する日本の立場を劇的に象徴していた。
 ”個人名”への直接的言及を憚る日本人の間では「昭和天皇:Emperor Showa」の呼び名の方が一般的だが、英語圏では「Emperor Hirohito:裕仁天皇」という”個人名”で言及する場合が多い。
 上の英文では、以下の2つの部分が”同格”の表現になっています:
●{General} MacArthur:マッカーサー元帥=「{将軍}(である)マッカーサー」
●{Emperor} Hirohito:裕仁(=昭和)天皇=「{天皇}(である)裕仁」
 「{A} B」の名詞相当語句直結型同格表現で、先行する{A}が後続の「B」の形容詞的修飾語となる場合、{A}は「B」の”肩書き”として機能します。
名詞相当語句直結型「{A} B」同格の類例
●King Arthur:アーサー王={王}(である)アーサー
●Queen Mary:メアリー女王={女王}(である)メアリー
●Prince Charles:チャールズ王子={王子}(である)チャールズ
●Princess Diana:ダイアナ王妃={王子の妻}(である)ダイアナ
●President Lincoln:リンカーン大統領={大統領}(である)リンカーン
●Prime Minister Kakuei Tanaka:田中角栄首相={首相}(である)田中角栄
●Director Akira Kurosawa:黒澤明監督={映画監督}(である)黒澤明
 このタイプの同格表現では、「複数の肩書き(A and B)」が「単一の人物(C)」にかかる「{A} and {B} C」の構造になる場合に解釈に混乱を来たしやすいので要注意です ― これは既に「共通構文(COMMON-RELATION)」で取り扱い済みですが、大事なテーマなので以下の特集記事で再び触れておくことにしましょう。
    

コメント (1件)

  1. 之人冗悟
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    ●回答者が最初に発した疑問点が解決した場合にはシンプルに
    ♥Got it, guratche!♥・・・発音は「ガリット・グラッツィェ!」意味は「了解(英語)、感謝(イタリア語)」
    と返答して「御挨拶」はそれでおしまい、ということにしましょう。
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    ・・・というわけで、以下の二点の約束事を定めておきますので、皆さんどうぞ御納得の上で質問・回答ください:

    ●質問者は、納得できた時点で「Got it, guratche!」と返信すること●
    ◆回答者は、質問者から自分への直接のお礼のコメントがなくても、悪く思わないこと◆

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