複数の形容詞と単一の被修飾語の間の共通関係:(Adj1_Adj2)X

    
 「{形容詞1}・{形容詞2}・{形容詞3}・・・⇒<被修飾語(=名詞)>」の構造は、英語も日本語も全く一緒なので、日本人英語学習者としては難なく解釈できそうなもの・・・ですが、唯一「”名詞”と同形の”形容詞”」の場合だけは要注意です。
We all have moral, ideal, invalid or even criminal side of us within ourselves.
我々は道徳的・理想的・病的さらには犯罪的な側面さえも自らの内面に有している。
(S)We (all) (V)have (O)<(Adj1){moral}, (Adj2){ideal}, (Adj3){invalid} or (even) (Adj4){criminal} 【side】 of us> (within ourselves).
 {moral:倫理 / 倫理的な}・{ideal:理想 / 理想的な}・{invalid:病人 / 病的な}・{criminal:犯罪者 / 犯罪的な}のいずれも「名詞 / 形容詞」双方に同じ形で使われる語なので、 最後の最後に【side:側面】という名詞が登場するまで<{形容詞}+名詞>の構造であることがわかりません・・・このあたりの判別があやふやなまま、次のような得体の知れぬトンデモ誤訳を強引にデッチ上げる人もいるかもしれません。
(×)我々はみな倫理と理想を持っている。我々の中でも病人や犯罪者の側にいる者でさえも、自らの内面には倫理と理想があるのである。
 「{複数の形容詞}⇒<単一の被修飾語(=名詞)>」の構造には、最後に登場する”真打ち”の名詞の姿を拝むまでに、複数の形容詞に”ジラされる”感覚があります・・・英語慣れしてくると、この”ジリジリ感”で「今、自分はmodifiers(修飾語群)の森の中を歩いてる」という事実を認識しつつ「さぁ、真打ち(被修飾語)は、何だ?」と身構えながら英語を読んだり聞いたりすることができるようになるものです。
 その種の感覚を我が物とする手助けとして、「{複数の形容詞}+単一の被修飾語(=名詞)」で極めて特徴的な形態を成す定型句を(特集記事の中で)いくつか紹介しておきましょう:
    

コメント (1件)

  1. 之人冗悟
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    一般の掲示板では、自分の質問に誰かが何かコメントを付けるたび、それなりのレスポンスを返すのが「作法」ということになっています・・・が、この「コメント道場」では
    ●回答者が最初に発した疑問点が解決した場合にはシンプルに
    ♥Got it, guratche!♥・・・発音は「ガリット・グラッツィェ!」意味は「了解(英語)、感謝(イタリア語)」
    と返答して「御挨拶」はそれでおしまい、ということにしましょう。
    ・・・ここは「おともだち」と交信するための仲良し広場ではないので、「白山羊さんと黒山羊さんのお手紙交換」みたいなことを延々繰り返していたのでは質問者・回答者双方にとって時間・労力・忍耐力の空費ですし、それ以外の受講者の皆さんにとっても肝心の「質問」・「回答」の部分が「あいさつのこだま」の陰に隠れてしまったのでは迷惑な話になってしまいます。
    ・・・というわけで、以下の二点の約束事を定めておきますので、皆さんどうぞ御納得の上で質問・回答ください:

    ●質問者は、納得できた時点で「Got it, guratche!」と返信すること●
    ◆回答者は、質問者から自分への直接のお礼のコメントがなくても、悪く思わないこと◆

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