いくら勉強しても英語が出来るようにならない日本人には、おしなべて、一つの困った共通特性があります ― 英語を「文字」として扱うばかりで「音声化」できていないのです。
「文法」について学ぶ前に、英語をきちんと「音」として表現&認識するために必要な基本的知識について、「音節」・「強勢」そして「発音」の3種類に分けて整理しておきましょう。
「文法」について学ぶ前に、英語をきちんと「音」として表現&認識するために必要な基本的知識について、「音節」・「強勢」そして「発音」の3種類に分けて整理しておきましょう。
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「音節(シラブル:syllable)」とは、「英単語の中で、区切ることなく一まとめで発音される一連の音」のことです。
辞書を引いた際、「syl・la・ble」のように「・(dot:ドット)」あるいは「-(hyphen:ハイフン)」で区分けされている「syl(シ)」・「la(ラ)」・「ble(ブル)」のそれぞれが、「シラブル:音節」です。
♪ 英単語”syllable”は、「syl(シ)」・「la(ラ)」・「ble(ブル)」の3つの発音区画から成るので、「3音節語」ということになります。
「音節(シラブル)」そのものには(あなたが辞書作成者でもない限り)大した意味はありません。
英語学習者にとって「音節」が意味をなすのは、「強勢(アクセント・・・後述)」の位置確認区切りとしてのみ、です。
昔の機械式(手動)タイプライターの時代には、英単語が紙面の端に収まり切らずに2行にまたがる場合には音節の位置に「-(hyphen:ハイフン)」区切りを置いた上で残りを次の行に送るのが決まり事だったため、タイピストにとっては「音節区切りの意識」は極めて重要な一般常識でした。
が、コンピュータ上で動くワードプロセッサーでは、1行に収まり切るように各英単語の間の文字間隔を自動調整(word wrap [around])してくれるので、今や「英文タイプライティングに音節意識は不要」な時代になりました。
が、コンピュータ上で動くワードプロセッサーでは、1行に収まり切るように各英単語の間の文字間隔を自動調整(word wrap [around])してくれるので、今や「英文タイプライティングに音節意識は不要」な時代になりました。
音節の区切り方のルール(syllabication=分綴法:ぶんてつほう)は十指に余るほど事細かにあります(後述の「ヲタク特集記事」内に隠してあります)が、英語学習者の誰もが覚えておくべき大事な原則は次の二つだけです。
●母音は1字だけで音節を構成できるが、子音は母音と結び付かぬ限り単独では音節を構成できない
「母音(vowel)」とは「a(あ)・i(い)・u(う)・e(え)・o(お)」の音 / それ以外の音は「子音(consonant)」です。
母音1文字だけで音節を構成する英単語としては、「a(ア=一つの)」・「I(アイ=私)」・「o(オー=お~!)」等がありますが、ほとんどの英単語は「子音+母音」の組み合わせから成っています。
●各音節の中に母音は1つだけしか含まれない
裏返して言えば、音節は<子音+母音の組み合わせ>または<母音のみ>の単位で区切る、ということになります。
音節が1つしかない(=発音上の区切りを付けずに単語全体を一まとめで読む)英単語を、「単音節語(monosyllable)」と呼びます。
「yes:イエス=はい」 / 「no:ノー=いいえ」のような短いものから、「friend:フレンド=友達」 / 「please:プリーズ=お願い」のような比較的長いものまで、区切らず一気に読み切る(辞書の発音表記に「・」が含まれない)英単語はみな「単音節語」です。
「単音節語:monosyllable」というのはバリバリの英文法用語っぽい響きですが、英語圏には「speak in monosyllables:モノシラブル=単音節語で話す」とか「a monosyllabic conversation=そっけない会話」とかの定型句もあって、「monosyllable(単音節語)」と言えば(「yes:あぁ」 / 「no:いや」のように)「ぶっきらぼう・そっけない・愛想がない・別に会話なんてしたくもない」の代名詞みたいな(=親に対する思春期男子御用達っぽい)扱いだったりします。
「(2音節以上の)複数の音節から成る語」のことを、「多音節語(polysyllable)」と呼びます。
「syl・la・ble:シラブル」という英単語は、「syl(シ)」・「la(ラ)」・「ble(ブル)」の3つの発音区切りから成っているので「多音節語」です。
・・・他の受講者の皆さんにも役立つ質問だと判断された場合のみ(1週間以内に)表示されます。
・・・Teaching is the best way of learning(教えることは最高の学びである)・・・自ら学んだ知識は、他者に役立てることで、ますます磨かれ、揺るぎない英知として皆さんの脳裏に強固な位置付けを占めるようになるものです・・・ダイヤモンドの原石磨きの場として、この「コメント道場」を積極活用してくださいね!
●回答者が最初に発した疑問点が解決した場合にはシンプルに
♥Got it, guratche!♥・・・発音は「ガリット・グラッツィェ!」意味は「了解(英語)、感謝(イタリア語)」
と返答して「御挨拶」はそれでおしまい、ということにしましょう。
・・・ここは「おともだち」と交信するための仲良し広場ではないので、「白山羊さんと黒山羊さんのお手紙交換」みたいなことを延々繰り返していたのでは質問者・回答者双方にとって時間・労力・忍耐力の空費ですし、それ以外の受講者の皆さんにとっても肝心の「質問」・「回答」の部分が「あいさつのこだま」の陰に隠れてしまったのでは迷惑な話になってしまいます。
・・・というわけで、以下の二点の約束事を定めておきますので、皆さんどうぞ御納得の上で質問・回答ください:
◆回答者は、質問者から自分への直接のお礼のコメントがなくても、悪く思わないこと◆