分詞構文からの「being / having been」省略

    
 『本来そこにあるべきものが、ない』 ― 人生でそれが起これば、人はそれを”喪失:LOSS”と呼びます ― 英文中でそれが起これば、その呼び名は”省略:ELLIPSIS”となります。
  ロスにせよエリプシスにせよ、『本来あるべきもの』が”ない”というのは、なかなか大変です。前者の場合、その”ない”ものが常に心に居座り続けて、『それがない現実』への対処が難しくなります ― 後者(=ELLIPSIS)の場合、その”ない”もの(=本来そこにあるべきもの)が何なのかを心に思い描く語学力がないと、『それがない英文』への対処が不可能になります。
 100のピースから成るジグソーパズルを、80ピースぐらい組み合わせたところで投げ出して、「後の20ピースは、なくても、全体像はわかるでしょ?」とばかり、見る者の想像的創造力に委ねてしまう丸投げ構文 ― それが「省略(ELLIPSIS)」の本質・・・ですから、この構文への対処能力は、そっくりそのまま「英語の本来あるべき姿を確実に思い描ける語学力があるか否か」の”acid test(厳格な審査)”になるわけです。
 「100%(元々)の姿を明確に認識していなければ、欠落部の想像的補足解釈も不可能」という、あらゆる英文法テーマの中で最も厄介な”意地悪クイズ”とも言うべき「省略(ELLIPSIS)」 ― それだけに、このテーマのかなりの部分は、「BEG(Basic English Grammar)」や「ESSE(English Sentence Structure: ESSENTIAL)」での既習テーマを(全部または大部分)再録した復習戦になります。
 裏を返せば、大変な難物に思える「ELLIPSIS(省略)」という不完全ジグソーパズルの”missing pieces:欠落ピース”も、BEG&ESSE履修者の皆さんは既にもうその大部分を”手駒”としてその手の内に有しているわけです!
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コメント (1件)

  1. 之人冗悟
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    ♥◆♣ 質問・回答をしてくれた皆さんへ ♣◆♥

    一般の掲示板では、自分の質問に誰かが何かコメントを付けるたび、それなりのレスポンスを返すのが「作法」ということになっています・・・が、この「コメント道場」では
    ●回答者が最初に発した疑問点が解決した場合にはシンプルに
    ♥Got it, guratche!♥・・・発音は「ガリット・グラッツィェ!」意味は「了解(英語)、感謝(イタリア語)」
    と返答して「御挨拶」はそれでおしまい、ということにしましょう。
    ・・・ここは「おともだち」と交信するための仲良し広場ではないので、「白山羊さんと黒山羊さんのお手紙交換」みたいなことを延々繰り返していたのでは質問者・回答者双方にとって時間・労力・忍耐力の空費ですし、それ以外の受講者の皆さんにとっても肝心の「質問」・「回答」の部分が「あいさつのこだま」の陰に隠れてしまったのでは迷惑な話になってしまいます。
    ・・・というわけで、以下の二点の約束事を定めておきますので、皆さんどうぞ御納得の上で質問・回答ください:

    ●質問者は、納得できた時点で「Got it, guratche!」と返信すること●
    ◆回答者は、質問者から自分への直接のお礼のコメントがなくても、悪く思わないこと◆

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