アルファベット(alphabet)

→(FORWARD:進む)→
    
 まず最初は、英語の「読み書き」に必要な「文字=アルファベット」について解説します。
 英文を表記する際には
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
の全26文字を用います・・・これらの文字を「アルファベット」と呼びます。
 英語の「アルファベット」の26文字は、日本語の「ひらがな・カタカナ(約50文字)」の半分ほどの文字数です。
 日本語の読み書きには、「ひらがな」・「カタカナ」さらには「漢字」に習熟する必要があるのに対し、英語の読み書きは「アルファベット26文字」で事足りるのです。
 日本語の表記は、以下の2種類の文字を使って行なわれます。
●漢字(・・・表意文字)
 「表意文字(ideogramまたはideograph)」=1字1字がその形によってそれぞれ何らかの意味を表わす(パソコン画面上のアイコンのような)文字
 古代エジプトの「ヒエログリフ(神聖文字)」や、メソポタミアの「楔形(くさびがた)文字」、中国発祥の「漢字」などが「表意文字」の代表格で、物事の絵を形取って文字にしたものなので「象形(しょうけい)文字」とも呼ばれます。
●ひらがな&カタカナ(・・・表音文字)
 「表音文字(phonogram)」=文字が単に音を表わすだけでその字体自体には何の意味もない文字
 「表音文字」の代表格が「アルファベット」、日本語の(「漢字」の崩し字体の)「ひらがな・カタカナ」もその仲間です。
 「漢字」「ひらがな」「カタカナ」のほかに、アルファベット表記の「横文字」まで入れれば、日本語は「3~4種類の混合表記」ということになり、書き方が相当にややこしい言語と言えます。
 これに対し、英語の表記は
●アルファベット26文字(+記号類)だけで全ての記述が完結する
という特徴があります。
 日本語に於ける「漢字 / 平仮名の使い分け」のような作法は英語にはなく、極めて単純明快・・・日本語にありがちな「かんじかけずにひらがなかいてははじをかくというじたいじたいがありえない」(漢字書けずに平仮名書いては恥をかくという事態自体があり得ない)というのが英語の特徴です。
 その代わり、「綴り字を間違えたインチキ英単語を書いて恥をかく」という事態が頻発するのが英語の特徴と言えます。
 その一方で
<二千字>ほどの漢字の絵柄と意味が一致する程度の識字力さえあれば、その漢字の組み合わせで構成される日本語の意味は大抵判別可能
であるのに対し、英語の場合は
たった<二千語>の英単語だけじゃ、中学校レベルの英語教科書も理解できないし、英単語の意味を理解するための英英辞典を読むことすらも難しい
 ・・・実際、『<たった二千語だけ>で語義解説してみせましょう!』というのを得意気な売り物にしている辞書も英語圏にはあるくらい・・・
という風に
語彙構築(vocabulary building:ボキャビル)の面では、日本語は極楽 / 英語は地獄!
という正反対の特徴があるのです。
 日本語の文字数は「**字」(例:「ザ・ビートルズ」なら7字=seven letters)と数えますが、英語の文字数は「**語」(例:”The Beatles”なら2語=two words)と数えます。
 日本語のカウントは「文字単位」なので「**字」なのに対し、英語のカウントは(複数文字の集合体としての)「単語単位」なので「**語」なのです。
→(FORWARD:進む)→
    

コメント (1件)

  1. 之人冗悟
    (・・・サンプル版では、ログイン&コメントは、できません・・・)
    ■ 受講者の皆さんへ ■
    質問があれば、当該文法事項最下部の「コメント」欄に投稿してください。
    ・・・他の受講者の皆さんにも役立つ質問だと判断された場合のみ(1週間以内に)表示されます。

    ☆! 注意 !☆
    ユーザーとして登録して「ログイン」しないと、「コメント」できません。

    ☆★ 回答者になってみませんか? ★☆
    公開された質問への解答がわかった人は、自ら回答者となって、積極的に投稿してみましょう!・・・(ヘタに投稿してマチガイだったらどうしよう?)とかの心配は不要です: 誤答や言葉足らずはこちら側でチェックしますし、公開をはばかられる茶々入れや野次の類いは皆さんの目には触れさせません。

    ・・・Teaching is the best way of learning(教えることは最高の学びである)・・・自ら学んだ知識は、他者に役立てることで、ますます磨かれ、揺るぎない英知として皆さんの脳裏に強固な位置付けを占めるようになるものです・・・ダイヤモンドの原石磨きの場として、この「コメント道場」を積極活用してくださいね!


    ♥◆♣ 質問・回答をしてくれた皆さんへ ♣◆♥
    一般の掲示板では、自分の質問に誰かが何かコメントを付けるたび、それなりのレスポンスを返すのが「作法」ということになっています・・・が、この「コメント道場」では
    ●回答者が最初に発した疑問点が解決した場合にはシンプルに
    ♥Got it, guratche!♥・・・発音は「ガリット・グラッツィェ!」意味は「了解(英語)、感謝(イタリア語)」
    と返答して「御挨拶」はそれでおしまい、ということにしましょう。
    ・・・ここは「おともだち」と交信するための仲良し広場ではないので、「白山羊さんと黒山羊さんのお手紙交換」みたいなことを延々繰り返していたのでは質問者・回答者双方にとって時間・労力・忍耐力の空費ですし、それ以外の受講者の皆さんにとっても肝心の「質問」・「回答」の部分が「あいさつのこだま」の陰に隠れてしまったのでは迷惑な話になってしまいます。
    ・・・というわけで、以下の二点の約束事を定めておきますので、皆さんどうぞ御納得の上で質問・回答ください:
    ●質問者は、納得できた時点で「Got it, guratche!」と返信すること●
    ◆回答者は、質問者から自分への直接のお礼のコメントがなくても、悪く思わないこと◆

コメントは受け付けていません。